【コンパニオンプランツ】そら豆×玉ねぎを混植してみたら損しない！

どうも、玉ねぎはいくらあっても困らないヤマワタです。

この組み合わせは今まで試した中でメリットが多い混植でした!

実際に４か月以上の「そら豆×タマネギ」の混植を試しました。

ぜひ、混植での栽培を考えている方は参考にしてください！

📖 まずはコンパニオンプランツを学ぶ

今回の「そら豆×玉ねぎ」の混植は一冊の本を参考に実践しました。

その本が「コンパニオンプランツの野菜づくり」です。

▼この本について詳しく知りたい方はこちら
【決定版】コンパニオンプランツが初心者も簡単に実践できる本を紹介

ここからは、「そら豆×玉ねぎ」の混植を詳しく解説します！

🌟 なぜ「そら豆×玉ねぎ」がオススメなのか?

私がこの組み合わせをオススメする理由は3つあります。

【期待できる４つの効果】
1.生育促進

2.空間の有効活用

3.病気への抵抗性サポート

4.害虫を寄せ付けにくくする工夫

さっそく、混植して感じたことをご紹介します。

🌿実際に混植してみた結果

「そら豆×玉ねぎ」を混植して、一番強く感じたのは“生育の促進”です。

生育が「例年よりも良いな」と感じたのは、温かくなってきた２月です。

11月～1月（厳寒期）

この時期は大きな変化を感じませんでした。

どちらの野菜も寒さに耐えながら、じっとしている印象。

2月中旬～3月

ここから変化が起こりました。

そら豆の周辺に植えた玉ねぎが、目に見えてグッと成長。

他の場所の玉ねぎと比べても、明らかに葉の色が濃く、茎も太い状態に。

一応、玉ねぎのみで栽培したも通常通り成長しています。

ただ、「そら豆×タマネギ」の生育がよく育ってる印象です。

📌なぜ玉ねぎが急成長したのか?

その答えは参考書籍に書かれていました。

暖かくなるとそら豆の根につく根粒菌も活発に窒素固定を行い、周囲の土を肥沃にします。

タマネギは肥沃になった土から養分を吸収し、玉を肥大させます。

引用：コンパニオンプランツの野菜づくりP64（一部抜粋）

つまり、
そら豆の根粒菌➡土が豊かに➡玉ねぎが大きく育つ!

この連鎖が起こっていたんですね。

そら豆×玉ねぎの４つのメリット

さっそく、「そら豆×玉ねぎ」のメリットを４つご紹介します！

これら４つのメリットを詳しく解説します！

「ダイコン×ニンジン」、「小松菜×サニーレタス」など混植しました！

特に、小松菜×サニーレタスはいつでも栽培できるのでオススメです！

（メリット1）玉ねぎパワーでそら豆が元気！

玉ねぎ(ネギ属)の根には、特別な菌が共生しています。

この菌が抗生物質を出すことで、そら豆を病気から守ってくれる可能性があります。
これが「玉ねぎパワー」なんですね。

「コンパニオンプランツの野菜づくり」を一部抜粋して、ご紹介します。

タマネギはネギ属で根に共生する菌が抗生物質を出すため、ソラマメは立枯病などの病気から守れます。

引用：コンパニオンプランツの野菜づくりP64（一部抜粋）

そのため、ネギ属のニラも野菜と一緒に植えると病気に掛かりにくいらしいです！

玉ねぎのパワーを実際に目の当たりにして、本当に驚きました。


ただ、病気を完全に防げるという意味ではありません。
あくまで「病気のリスクを軽減する可能性がある」という栽培上の工夫です。

（メリット2）天敵を増やして、害虫忌避！

そら豆は”アブラムシ”がつきやすい野菜です。

すると、アブラムシを食べるテントウムシなどの益虫も集まってきます!

この益虫たちが、玉ねぎに来る害虫も一緒に食べてくれる…
これがバンカープランツの考え方です。

つまり、「そら豆×タマネギ」はバンカープランツの役割も持っています。

「コンパニオンプランツの野菜づくり」は害虫忌避の理由も説明しています！

ソラマメにはヒゲナガアブラムシやマメアブラムシが発生しますが、同時にテントウムシやアブラバチなどの天敵もふえて、タマネギの害虫を防ぐバンカープランツの役割も果たします。

引用：コンパニオンプランツの野菜づくりP64（一部抜粋）

🔎実際に観察すると
玉ねぎ周辺には確かにテントウムシが多く見られました!
もちろんそら豆にはアブラムシもついていましたが、それ以上に益虫が活躍してくれている印象でした。

💡併用したい害虫対策グッズ

混植だけでは、完全に害虫被害は防げません。

物理的・化学的な防御を組み合わせるとより安心です。

使用ステージ	アイテム	備考
畝立て後	穴あきマルチ	・雑草抑制効果 ▶害虫を減らす役割
生育初期	防虫ネット	・種まき後の生育初期 ▶葉が柔らかいので、被害が多い
予防・発生初期	殺虫殺菌剤	・食害や病斑が出現したら使用
越冬後	手・三角ホー	・基本は手でOK ▶マルチを設置しておくと容易

化学農薬を使いたくない方は天然由来の忌避剤がオススメ。
【見るべきポイント】
✅有機JAS規格適合

✅天然由来成分
▶ニーム・ヤシ油など…

（メリット3）霜にも負けない、寒さのダメージ軽減！

どちらの野菜も厳寒期を越える必要があります。

この時期に心配なのが霜害です。

また「コンパニオンプランツの野菜づくり」には他の理由があるそうです。

冬の間、互いに根を張るため、霜柱が立ちにくくなり、寒さによるダメージを受けにくくなります。

引用：コンパニオンプランツの野菜づくりP64（一部抜粋）

2つの野菜が互いに助け合っている姿は、見ていて微笑ましいです。

（メリット4）根粒菌が玉ねぎの生育を促進

最後の４つ目のメリットは「生育促進」です。

これが一番実感した変化です！

改めて生育促進された理由を「コンパニオンプランツの野菜づくり」から抜粋します。

暖かくなるとそら豆の根につく根粒菌も活発に窒素固定を行い、周囲の土を肥沃にします。

タマネギは肥沃になった土から養分を吸収し、玉を肥大させます。

引用：コンパニオンプランツの野菜づくりP64（一部抜粋）

玉ねぎはその豊かな土（根粒菌）から栄養を吸収して、どんどん大きくなっていったというわけです!

🌿効果を最大化する!追肥方法とタイミング

根粒菌の効果も嬉しいメリットですが、適切な追肥も重要です。

「そら豆」と「玉ねぎ」は栽培期間の長い野菜。
そのため、追肥が必要になる作物です。

どちらも追肥のタイミングが大切で、間違えてしまうと逆効果になることも…。

そこで当サイトは「そら豆」・「玉ねぎ」の追肥について野菜栽培士が解説！
📖関連記事
▶【保存版】そら豆の追肥方法と適切なタイミングを解説

▶【球を肥大】玉ねぎの追肥方法とタイミングを野菜栽培士が解説

混植で実際に使用した資材まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

「そら豆×玉ねぎのコンパニオンプランツ」で使用した資材をまとめました。

【準備段階】
栽培開始前に揃えたり、使用したアイテム

使用ステージ	アイテム	備考
栽培前	混植の参考本	・８８種の混植を掲載 ・栽培方法も図説 ・効果も論理的に解説
土づくり	豚ぷん堆肥	・リン酸が多く含有 ▶玉ねぎの初期生育に良き
土づくり	苦土石灰	・アルカリ性土壌に矯正する資材 ▶酸性土壌を嫌う野菜
土づくり	化成肥料	・元肥として使用
畝立て後	穴あき黒マルチ	・玉ねぎの株間で穴が空いている
植付け前	活力液のリキダス	・玉ねぎに使用 ▶初期の根張りを促進

玉ねぎは酸性土壌を嫌うので、アルカリ矯正資材（石灰など）があると安心です。

また、植付け前にリキダスを使用することで根の活着が良くなります。

【生育段階】
混植をさらにサポートするアイテム

使用ステージ	アイテム	備考
生育初期	防虫ネット	・害虫被害を軽減
厳寒期	寒冷紗・不織布	・霜対策
追肥	化成肥料	・球や実を大きくするため
追肥	液体肥料	・球や実を大きくするため

栽培初心者の方は液体肥料もオススメです。

水やりとセットで追肥できるので時短！

当サイトは「液体肥料」を使って野菜の成長力を検証しています。

📖関連記事
▶【畑・プランター】万田アミノアルファを使って野菜の成長力を検証

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まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は「そら豆×玉ねぎ」のコンパニオンプランツをご紹介しました！

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