どうも、キャベツは食育として良いと感じるヤマワタです。
栽培期間が長いので自然の野菜に長く触れられます。
また、葉が結球する姿はなかなか見られませんよね。
害虫対策をしっかり行うとキャベツは容易に栽培できます。
そこで今回はキャベツの育て方を解説します。
また結球のコツや失敗しない育て方をご紹介します。
キャベツの概要
まずはキャベツについて触れます。
科 名 | アブラナ科 |
播種時期 | 2月~4月、7月~9月 |
植付時期 | 3月~5月、8月~10月 |
連作障害 | あり(2年) |
株 間 | 約35㎝~50㎝ |
発芽適温 | 約15℃~25℃ |
生育適温 | 約15℃~25℃ |
土壌酸度 | ㏗6.0~6.5 |
ここからは土づくりや植付けなどを解説していきます。
土づくり
キャベツの土づくりは深く耕すことが重要です。
根が深く伸びるため深く耕します。
項目 | プランター | 畑・農園 |
---|---|---|
石灰 | なし | 種蒔き・植付の2週間以上前に撒く |
元肥 | 野菜用培養土 | 種蒔き・植付の1週間前に撒く |
畝高 (鉢の高さ) | 約30㎝ | 約10㎝~15㎝ |
畝幅 (鉢の幅) | 約50㎝~70㎝ | 約60㎝~70㎝ |
キャベツは葉が大きく横に広がります。
畝幅やプランターの幅は広口が良く育ちます。
プランター栽培の場合は1株で1鉢がオススメです。
種蒔き
キャベツの種蒔きは年に2回あります。
春蒔きと秋蒔きですが、後者がオススメです。
春蒔きは害虫が増えて、栽培難易度が上がります。
またキャベツは冷涼な気温を好むので結球しないこともあります。
地域 | 播種時期 |
---|---|
冷涼地 | 3月~4月中旬、8月~9月中旬 |
温暖地 | 2月~3月中旬、7月~8月上旬 |
暖 地 | 2月、7月下旬~8月中旬 |
【種の蒔き方】
1.ポットを用意します
2.ポットに土を入れて深さ1㎝の穴を作ります
3.種が重ならないように3粒蒔きます
4.覆土をして軽く鎮圧します
5.灌水させます
種からの栽培は非常に長い付き合いになります。
まずは苗から育てることをオススメします。
植付け
植付け時期も種蒔きと同様に年に2回あります。
地域 | 植付け時期 |
---|---|
冷涼地 | 3月下旬~5月上旬、8月下旬~9月 |
温暖地 | 3月~4月中旬、8月中旬~10月上旬 |
暖 地 | 3月~4月上旬、8月下旬~10月 |
キャベツの植付けが遅れると結球しないことがあります。
なるべく最適な時期に植付けするとよく成長します。
近年は温かいので11月でも苗が販売されています。
【植付けの方法】
1.土が乾燥している場合は水やりを軽くします
2.ポットより少し大きい穴を作ります
3.穴に水を少量入れます
4.根が傷つかないように苗を取り出します
5.穴に苗を入れます
6.土寄せをして鎮圧します
追肥
キャベツは結球させるために外葉を大きくさせます。
そのためには元肥をしっかり施肥する必要があります。
キャベツ栽培は追肥よりも元肥が重要です。
追肥のタイミングは収穫までに3回あります。
回数 | 追肥のタイミング | 施肥量 |
---|---|---|
1回目 | 植付けから約3週間後 ➡追肥後に土寄せします | 1株1つまみの分量で施肥 ➡株周りに追肥します |
2回目 | 追肥してから約3週間後 ➡追肥後に土寄せします | 1株1つまみの分量で施肥 ➡株周りに追肥します |
3回目 | 葉が薄緑や結球しないなどの栄養不足 ➡栄養が足りないので追肥します | 1株1つまみの分量で施肥 ➡株周りに追肥します |
土寄せ
キャベツの幼苗期は茎が細いです。
土寄せをすることでグラつきを解消します。
追肥とセットで作業すると効率的です。
回数 | 土寄せのタイミング |
---|---|
1回目 | 植付けから約3週間後 ➡追肥の後に土寄せします |
2回目 | 追肥してから3週間後に土寄せします ➡このタイミングで追肥もします |
収穫
いよいよ収穫です。
収穫適期を過ぎると結球した葉が破れることもあります。
これを烈球と呼びます。
【収穫方法】
1.ナイフや包丁を用意します
2.結球した葉を斜めにします
3.一緒に斜めに浮いてきた外葉を地面に押し付けます
4.隙間ができるので結球部を切り離します
外葉は残渣にも使えます。
またコンポストで良い堆肥を作ることが可能です。
病害対策
キャベツの病気で気を付けるのは”根こぶ病”です。
根に大きなこぶを作り生長を止めてしまう病気です。
【根こぶ病の対策】
・連作をしない
・酸性土壌にしない
害虫対策
キャベツは非常に食害の多い野菜です。
食害0はとても難しい野菜です。
あまりにも多い食害の時に薬剤を使います。
種蒔きや植付け時にすぐに防虫ネットを設置します。
小玉のキャベツは容易
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回はキャベツの育て方と成功するコツを解説しました。
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