どうも、ツナと一緒に食べる無限ピーマンが大好きなヤマワタです。
ピーマンは1株からたくさん取れるのでコスパ抜群!
家庭菜園で大人気なピーマンは生育旺盛です。
そのため、ある程度大きくなると果実がドンドン実ります。
ただ栽培期間が長いので、追肥や栽培管理に注意が必要です。
そこで野菜栽培士の私がピーマンの育て方とコツを解説します。
ピーマンの概要
まずはピーマンの概要に触れます。
科 名 | ナス科 |
播種時期 | 2月~5月 |
植付時期 | 4月~7月 |
発芽適温 | 約25℃~30℃ |
生育適温 | 約25℃~30℃ |
土壌酸度 | ㏗6.0~6.5 |
連作障害 | あり(3年) |
ここからはピーマンの育て方を解説します。
まずはピーマンの土づくり!
土づくり
ピーマンの土づくりは深く耕すことが重要です。
また、根が縦横に大きく広がるので畝幅も広めに設定します。
項目 | 畑・農園 | プランター |
---|---|---|
石灰 | 植付けの2週間以上前に撒きます | なし |
元肥 | 植付けの1週間前に撒きます | 野菜用培養土 |
畝高 | 約15㎝~20㎝ | 約30㎝ |
畝幅 | 約60㎝ | 約30㎝~40㎝ |
ピーマンはナス科の野菜です。
ナス科野菜は連作障害が出やすいので、輪作や太陽熱消毒で対策します。
マルチを敷くと泥ハネ防止になります。
病気の軽減が期待できます!
種蒔き
ピーマンの種蒔きは難易度が高いです。
失敗しないために、苗から育てるのがオススメです。
ピーマンの種蒔きで重要なことは2つあります。
・気温を20℃以上に保つ
・発芽まで乾燥させません
ピーマンはナス科の中でも高温を好みます。
そのためビニールハウスがあると安心です。
植付け
苗からの植付けが初心者の方はオススメです。
種からの場合は植付けまで約2か月育苗するので大変です
苗の植付けで重要なことは3つ!
・一番花が咲き始めた苗を選ぶ
・日中の気温が20℃超えていることを確認
・茎が折れないために支柱を持っているか確認
これらの3つが全て満たされていれば順調に育ちます。
【植付けの手順】
1.苗を用意します
2.苗より一回り大きい穴を作ります
3.穴に希釈した液体肥料を与えます
4.苗を穴に入れてしっかり鎮圧します
5.株元にたっぷり水を与えます
ピーマンの茎はとても細いので植付けと一緒に支柱や行灯を設置します。
\希釈タイプなので経済的/
ハイポニカ液体肥料は水耕栽培でも使えるます。
実際に小松菜で検証したので詳しい記事はこちら▶
摘果
花が多く咲いて、よく観察すると実がなっているのを確認できます。
とても可愛く、大きく育ってほしいですが一番果は若採りします。
【一番果を採る理由】
・株の負担を軽減するため
➡一番果に養分が集まり、株の成長に影響があります
・栄養が少ない
➡株が小さい段階で結実するので養分が少ないです
長期的に見ると、一番果の摘果は大切な作業です
追肥
ピーマンはとても栽培期間の長い野菜です。
そのため追肥が必要になります。
【追肥の手順】
1.一番果が結実していることを確認します
2.畝の両端に小さな穴を掘ります
3.穴に一つまみ施肥します
4.穴に水を与えて埋めます
追肥後に水を与えることでより効果を早めることが可能です。
項目 | 追肥のタイミング | 施肥量 |
---|---|---|
1回目 | 一番果が着果したら追肥 | 1株に2つまみ程度 |
2回目以降 | 追肥してから約2~3週間後 | 1株に2つまみ程度 |
液体肥料で追肥するのもオススメです。
固形よりも手軽で即効性があります。
液体肥料を使って小松菜を育ててみました。
実際に使用した感想や効果も解説しています。
ハイポニカ液体肥料を使用した記事はこちら▶
収穫
ピーマンは品種により異なりますが、果重約30gが収穫適期です。
それよりも重くなると品質が落ちることがあります。
【収穫の手順】
1.収穫適期の果実を見つけます
2.キレイなハサミでヘタの部分を切断します
3.日に当たらないように保存します
上手に育つと、1株で200個以上採れることも!
病害虫対策
ピーマンは栽培期間が長いからこそ、病害の被害に遭いやすいです。
特に”青枯れ病”の発生が多く対策が必要です。
病害対策として重要なことは3つ。
・水はけを良くして多湿の環境を避けます
・ナス科の野菜を連作させません
・土の跳ね返りを防ぐためにマルチや敷き藁を設置
特にナス科は連作障害が発生しやすく、注意が必要です。
防除法 | 対策 |
---|---|
耕種的防除法 | ・接ぎ木の苗で育てる ・畝を高くして、排水性の良い土壌にする ・整枝して多湿の環境を避ける |
物理的防除法 | ・熱消毒で、連作障害を軽減 ・簡易ハウス栽培で害虫からの病気を減らす |
化学的防除法 | ・薬剤を使用する |
害虫の飛来でウイルスが感染すると治癒できないことがあります。
シルバーマルチやキラキラテープで対策をすると有効的です。
家庭菜園の代表野菜ピーマン
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回はピーマンの育て方とコツを解説しました。
ピーマンは栽培期間が長いので食育としても優秀な野菜です。
当サイトは家庭菜園に特化した記事が140以上ございます。