どうも、土づくりが大好きなヤマワタです。

✓クリーニングクロップってなに?
✓クリーニングクロップの作物を教えて!
✓クリーニングクロップの効果が知りたい!

こんな疑問や悩みを野菜栽培士が解決します!
「土づくりなんて肥料を入れとけばいいんでしょ」と思っている人がいるかもしれません。
それは大きな間違いです。
なぜなら、肥料が蓄積して、根に障害を与えてしまうから。
そこで、今回は肥料を吸い取る「クリーニングクロップ」を分かりやすく解説します!
クリーニングクロップ
クリーニングクロップはプロ農家さんも扱うほど信頼のあるものです。

クリーニングクロップは余分な土壌養分を吸い取る作物です。
クリーニングクロップとして使用される作物は主に3つ!
・ソルゴー
・ギニアグラス
・トウモロコシ

イネ科作物が用いられることが多いです!
クリーニングクロップの効果
ここからはクリーニングクロップの効果を解説します。

【クリーニングクロップの効果】
1.電気伝導度(EC)の低下
2.硝酸態窒素の低下
電気伝導度(EC)という聞いたことのない言葉が出てきました。
まずは「電気伝導度」を解説します。
【電気伝導度(EC)】
・土壌中の水溶性塩類の総量を指します。
➡塩類は「カルシウム・マグネシウム・ナトリウムなど」の塩化物です。
【電気伝導度(EC)が高まると…】
・根からの水分吸水が妨げられます
➡枯れてしまうことがあります

クリーニングクロップが電気伝導度を低下させる役割を持ちます!
(1/2)電気伝導度(EC)の低下
まずは、クリーニングクロップの中でも大きい効果から解説します。

電気伝導度を低下させることで、根の水分吸収を改善します。
またハウス・施設栽培で塩類が集積されやすいです。
そのため、雨の降る場所は極端に心配する必要はありません。
✓塩類・窒素を吸収したクリーニングクロップの処理
➡土にすき込まず、残渣として処理します
(2/2)硝酸態窒素の低下
次にクリーニングクロップの効果は硝酸態窒素の低下です。

硝酸態窒素は畑地の作物が吸水されやすい無機態窒素です。
【硝酸態窒素が多いと…】
・チッソ過剰は生育障害になりやすいです
➡トマト・ナスは落果、乱形果など
➡ハクサイは葉に黒い点の”ゴマ症”が発生
クリーニングクロップの作物を育てることで、窒素過剰を抑えられます。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回はクリーニングクロップについて解説しました。
・クリーニングクロップは土壌養分を吸収する作物
・ソルゴー・ギニアグラス・トウモロコシが有名
・クリーニングクロップは2つの効果
➡電気伝導度(EC)を低下させる
➡硝酸態窒素の低下を持つ
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