どうも、エンドウ豆はツルありを選びがちなヤマワタです。

「去年、エンドウ豆の芽が全然出なかった…」
「エンドウ豆っていつ蒔くの?」
「スナップエンドウの種まき方法が知りたい…!」
こんな経験や疑問、ありませんか?
私は菜園を始めた最初の年に、エンドウ豆を育ててほぼ全滅…。
でも原因を理解して対策したら、翌年にはぷっくり甘いエンドウ豆をたくさん収穫できました✨
この記事は、そんな失敗から学んだ「エンドウ豆の正しい種まきのやり方と時期」を、わかりやすく紹介します。
初心者さんでも安心して実践できる内容です!
種まきする前の3つのチェック
エンドウ豆は生育旺盛。
ですが、意外と土や環境にデリケートです。
そこで、種蒔きする前に3つのチェックポイントを解説します。
Check1:連作していませんか?
エンドウ豆はマメ科。
野菜は同じ科目を続けて栽培すると微生物のバランスが崩れやすくなります。
特にマメ科は連作を嫌います。
そのため、同じ場所で栽培したいなら3~5年はあけて育てます。
限られた場所やプランターが少ない場合は「連作障害軽減材」を使用します。

あらゆる有用微生物を土壌に入れることで、土壌バランスを保ちます。
🛒 おすすめ商品:連作障害軽減材
オススメの理由
・畑・プランターで使用できる
・土と混ぜるだけでOK
・定植する時に使用すると抵抗力が期待
💡使い方のコツ
・連作障害軽減材を撒いてから、2週間以上は種まきや植付けをしない
➡善玉土壌微生物のVS菌が増殖するのを待ちます
Check2:土壌が酸性に傾いていませんか?
エンドウ豆は酸性土壌を非常に嫌います。
適正なpHは6.0〜7.0です。酸性土壌では根の発育が悪くなり、病気にもかかりやすくなります。

種まき・植え付けの前に、苦土石灰や有機石灰を施して土壌を中和させます。
🛒 おすすめ商品:苦土石灰・有機石灰
オススメの理由
・エンドウ豆の生育に適切な㏗調整資材
・マグネシウムも補給できて、光合成を促進
💡使い方のコツ
・苦土石灰を撒いてから、2週間以上は種まきや植付けをしない
➡有機石灰は種まきと一緒でもOK
また、アルカリ矯正資材を用いたら、土壌酸度計があると安心。
エンドウ豆の適正な㏗(6.0~6.5)を目視で確認することができます。

🛒 おすすめ商品:土壌酸度計
オススメの理由
・石灰をまく必要があるのか目視で分かる
・土壌酸度以外にも、水分量も分かる機能がある
➡過湿を防げるので一石二鳥
💡使い方のコツ
・なるべく、地中深くで計測
➡土の表面はあまり参考にならない
Check3:水はけは良好ですか?
エンドウ豆は過湿を嫌う野菜。
水はけが悪いと、根腐れを起こしやすく収穫できないことも…。

対策は高畝にすることで、排水性を良くします。
約15~20㎝にすることで、水が流れやすくなります。
エンドウの種まき時期・タイミング
育てる土壌環境を整えたら、いよいよエンドウ豆の種まきです。
エンドウ豆の発芽適温は約18~20℃。
| 地域 | 種まき時期 |
|---|---|
| 寒冷地 | 3月 |
| 温暖地 | 2月中旬~3月中旬・10月下旬~11月 |
| 暖地 | 1月中旬~2月・11月中旬~12月上旬 |
寒冷地は多くの品種が3月の春まき。
温暖地・暖地は年末と年明けの2回で蒔ける品種があります。
ただし、これはあくまで目安です。
お住まいの地温をチェックして、発芽できるタイミングを見極めます。
⚠️失敗エピソード
・適期より2週間早くに種まき
➡12月の寒波で株が凍害
✅株が大きくなりすぎるのを防ぐ
✅適期にタネを蒔く
エンドウの種まき
エンドウ豆を蒔く時期が分かったら、種まきを開始です。
エンドウ豆の種まきは4つのステップで完了。
ここからは詳しく種まきの4ステップを解説します。
STEP1:直径8~10cmの穴を作る
種を蒔くための穴を作ります。
また、ポットで育苗する方は3号(直径9㎝)を用意します。

穴の深さに神経質にならなくても大丈夫です。
ただ、深すぎたり、浅すぎるのはNG。
種の2~3倍の深さで問題なく発芽します。
【野菜栽培士のポイント】
✅過湿を嫌うので、高さのある畝にします
✅マルチを設置して栽培すると安心
➡雑草抑制・保温・泥の跳ね返り軽減などの効果
STEP2:穴に3~4粒をまく
直径8~10cmの穴にタネを3.4粒をまきます。
育苗ポットも同じく、3粒ほど播種。

最終的には1株だけ残して栽培します。
【野菜栽培士のポイント】
✅タネを重ならないように蒔きます
➡間引くときに、簡単に管理できます
✅種まきした後は不織布を設置します
➡鳥がタネを食べに来るのを防ぐためです
不織布を敷くことで、かなり発芽が揃いやすくなりました。

STEP3:敷きワラ・もみ殻を株元に設置
エンドウ豆は寒さにとても強い野菜です。
ただ、株元を防寒対策することで、真冬の寒波でも弱りにくいエンドウを栽培できます。

【ワラ・もみ殻がおすすめな理由】
✅乾燥対策
➡土壌の乾燥を軽減することができます
✅土壌微生物の活性化
➡ワラやもみ殻に付着している部分が微生物を活性化
➡病気に強い土づくり
STEP4:たっぷり水を与える
最後は発芽する条件の一つである「水」をたっぷり与えます。
水やりする時間は朝がオススメです。

エンドウ豆を蒔く時期は夜間は冷え込みます。
朝に水やりすることで、冷えすぎることなく水を与えられます。
種まき後の栽培管理
種まきを終えても、エンドウ豆の栽培管理は多くあります。
「間引き」・「防寒対策」・「支柱立て」・「誘引」・「追肥」などです。
- STEP1発芽
種まきから約4~7日で発芽します
- STEP2間引き
本葉が2枚になったら1本立ちします
- STEP3防寒対策
本格的な寒波が来る前に、寒冷紗などを設置します
- STEP4支柱立て
エンドウが草丈約15㎝になったら設置します
- STEP5誘引・整枝
光合成ができるように、ツルの絡まりを少なくします
- STEP6追肥
実つきを良くするために必要な管理です
- STEP7収穫
適期が過ぎると風味が極端に落ちます
気持ち早めに収穫がオススメです
種まき・定植の後は特に「追肥」が大切になります。
エンドウ豆の追肥の仕方で「収量」「品質」が大きく変わります。
そこで、当サイトでは「エンドウ豆の正しい追肥方法や時期」を解説!
📌 追肥でグッと差がつく!
👉【収量UP】エンドウ豆の追肥方法やタイミングを野菜栽培士が解説
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回はエンドウ豆の種まき時期やコツを解説しました。
【種まき前のポイント3選】
1.マメ科を連作していない
2.酸性土壌ではない
3.水はけが良好
| 地域 | 種まき時期 |
|---|---|
| 寒冷地 | 3月 |
| 温暖地 | 2月中旬~3月中旬・10月下旬~11月 |
| 暖地 | 1月中旬~2月・11月中旬~12月上旬 |
【エンドウの種まき方法】
1.直径8~10㎝の穴を作る
2.穴に3~4粒のタネを蒔く
➡重ならないように蒔きます
3.ワラ・もみ殻を設置して防寒対策
4.たっぷり水を与える
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