野菜作りは土づくり!
最良な土が出来上がれば美味しい野菜が食べられます!
ただ土を良くするにはどうしたら良いのか分からない方も多いのでは?
・そもそも堆肥が分からない!
・土壌改善効果のある堆肥を教えて!
・堆肥で注意することはある?
これらの疑問を解決します!
特徴や効果、平均価格を分かりやすく解説します!
また野菜が美味しくなるオススメ堆肥も解説するので最後までご覧ください!
サラッと解説!
今回ご紹介する堆肥を一言で解説します!
・鶏ふん
➡プロ農家さんも使うほどの万能堆肥!
・牛ふん
➡畑や農園を使う方はありがたい存在
・豚ぷん
➡あまり知られていないが、意外と使い勝手の良い堆肥
・腐葉土
➡菜園をしていなくても聞いたことのある方が多い堆肥
・油かす
➡植物の種油から抽出した栄養満点の堆肥
・バーク堆肥
➡樹木の皮を発酵させた微生物を増やす堆肥
・もみ殻燻炭
➡アルカリ性に傾ける作用が強い堆肥
鶏ふん
化成肥料をあまり入れたくない方へ
鶏ふんは肥料効果が高く植物の三大栄養素を多く含有!
肥効も即効性なので追肥としても便利です!
【特徴】
・比較的安価
・種類が豊富
➡大きく発酵・ペレット・炭化の3つに分類
【効果】
・作物が良く育つ
➡三大栄養素(チッソ、リン酸、カリ)が豊富に含まれる
・安定した収穫
➡鶏ふんは即効性で追肥としても便利
➡肥効期間も約30日と安定した収穫が望める
【注意点】
・土壌酸度に注意
➡鶏ふんはカルシウムが含まれ、土壌をアルカリ性に傾けます
➡アルカリ性土壌を好む野菜(ほうれん草、キャベツ)は相性〇
・根の近くに追肥しない
➡株元に与えると鶏ふんが分解する際に熱が出て根を傷つける可能性アリ
➡下の記事で追肥方法を解説中!
牛ふん
畑の土壌をフカフカにしたい方へ
緩効性堆肥なのですぐには効きません!
ただ辛抱強く待てば誰よりも最良な土壌が完成!
【特徴】
・種類が豊富
➡バーク入りや木酢液入りなど土壌改善に向いている
・大容量で販売されがち
➡土壌改善目的で施肥されるため容量が多い
【効果】
・土をふかふか
➡繊維質の多い牛ふんは土中に多く空気を含ませる
・土壌改善
➡繊維質を分解するために微生物が活性化し土壌改善される
・通気性や排水性をアップ
➡土中に多くの空気が入るため通気性などが良くなり根張りも〇
【注意点】
・肥料効果は薄い
➡三大栄養素は少ない
➡土壌改善でよく用いられる堆肥
豚ぷん
少しマニアックな堆肥を考えている方へ
豚ぷんは使う方が少ないですが、実は万能な堆肥です!
鶏ふんと牛ふんの良いところを併せ持つ便利堆肥!
【特徴】
・肥料分は牛ふんより多い
・土壌改善効果は鶏ふんより高い
・比較的高価
➡ホームセンターでも扱っていない店がある
➡あまり出回っていなくて少々高め
【効果】
・土づくりに相性〇
➡肥料分が多く、少量の繊維質もあるので元肥として施肥
➡一緒に腐葉土を混ぜ込めば良質な土壌になる
・連作障害の軽減
➡豚ぷん堆肥に”おが屑”を混ぜ込むので土壌で多くの微生物が棲みつく
➡連作の軽減が望める
【注意点】
・豚分だけでは心許ない
➡豚ぷん堆肥と腐葉土を選ぶと安心
腐葉土
初めて畑や農園で土づくりをする方へ
腐葉土の土壌改善効果は抜群!
未熟なまま販売されることもあるので注意!
【特徴】
・安価
・非常に軽い
・種類が豊富
【効果】
・土壌改善効果
➡微生物が多く棲みつく
・排水性と通気性がアップ
➡植物の根張りが良くなる
・保温効果
➡マルチングとして土を乾燥させない
【注意点】
・未熟腐葉土は注意
➡土に混ぜ込むと微生物が大量に分解しようとする
➡熱が出たり、カビが生えることもあるので注意
油かす
完全有機堆肥を探している方へ
大豆や椿、骨粉入りなど種類が豊富な有機堆肥!
作物の収量を増やす効果もあるので菜園と相性◎!
【特徴】
・種類が豊富
・比較的安価
➡発酵油かすは少々高め
・チッソが多い
➡葉色を良くしたり、茂らせる効果
【効果】
・害虫忌避
➡”ニーム油かす”はアブラムシなどの害虫を近づけさせない効果
・たくさん野菜が食べられる
➡”骨粉入り油かす”はリンが多い堆肥
➡リンは開花促進や結実促進で収量を増やす
・野菜が美味しくなる
➡”発酵油かす”はアミノ酸が多く含有
➡アミノ酸は作物の味を向上させる
バーク
連作障害を軽減させたい方へ
バークは様々な微生物が多く棲みつきます
そのため偏りのない土壌が完成し連作障害を軽減!
【特徴】
・比較的高価
➡発酵に時間がかかるため
・分解がゆっくり
・微生物が多く棲みつく
➡時間をかけてゆっくり分解
【効果】
・連作障害を軽減
➡多様な微生物が棲みつく
➡偏りの少ない土壌が作り上げられる
・土壌改善
➡ゆっくり時間をかけて土質を変える
・肥効期間を長くする
➡バークに含まれる”フミン酸”が肥料を長く保つ効果がある
【注意点】
・チッソ飢餓に注意
➡微生物がバークを分解する際にチッソを消化吸収
➡植物が吸収するチッソがなくなり飢餓状態に陥る
➡入れすぎなければ問題なし
もみ殻燻炭
畑や農園の酸度を中性にしたい方へ
もみ殻燻炭はアルカリ性が強く酸性土壌を中和させます
無数の穴で嫌な臭いを消臭する効果を持ちます
【特徴】
・アルカリ性堆肥
➡酸性を嫌う作物は多いので燻炭は重宝
・安価
【効果】
・排水性と通気性アップ
➡もみ殻燻炭は無数の穴があり表面性が増えて排水性と通気性が良くなる
・害虫忌避
➡虫が好む臭いを消臭するため寄せ付けない
・石灰の代替
➡アルカリ性を含むため石灰と性質が似ている
➡石灰より土に優しく中和させる
【注意点】
・入れすぎに注意
➡アルカリ性が大きく傾いてしまう
野菜作りは土作り
最後までお読みいただきありがとうございます!
今回は家庭菜園で揃えたい堆肥について解説しました!
野菜を上手に美味しく作るには土づくりが重要です。
当サイトは家庭菜園に特化した記事が100以上あります!
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