
どうも、玉ねぎはいくらあっても困らないヤマワタです。

お金と玉ねぎは同価値です…。
さすがに違うか。
そんな料理で重宝される玉ねぎは家庭菜園で人気です。
栽培も難しくなく、管理も少ないのが人気な理由です。
ただ栽培期間がとても長いので注意が必要です。
そこで今回は玉ねぎの育て方と栽培のコツを解説します。
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ここからは玉ねぎの育て方を解説します。
土づくり


穴あきマルチがあるととても便利です。


雑草防止や乾燥を防ぐことが可能です。
玉ねぎの土づくりはとても重要です。
項目 | 畑・農園 | プランター |
---|---|---|
石灰 | 植付けの2週間前に撒く | なし |
肥料 | 植付けの1週間前に撒く | 野菜用培養土 |
畝高 | 約10~15㎝ | 約30㎝ |
畝幅 | 約40~60㎝ | 奥行×幅:30㎝×60㎝ |
土づくりが成功するコツは3つあります。
・酸性が苦手な玉ねぎです
➡石灰などの㏗調整でアルカリ性に傾けることが重要です
・リン酸が収量を左右させます
➡リンが発根や球を肥大化させます
・排水性の良い土壌にします
➡べと病の対策になります
この3つを意識することで成功にかなり近づきます。


リンの肥料は”バッドグアノ”がオススメです。
植付け


玉ねぎの植付けは2つのコツがあります。
・白い部分の半分を植え付けます
➡白い部分=葉しょう部
・定植後は水をしっかり与えます


葉しょう部全体を植えると株が枯れることがあります。
【植付け手順】
1.葉しょう部の半分の深さの穴を作ります
2.苗を土に対して垂直に植えます
3.しっかりと土寄せします
4.水やりして土と根を活着させます
・鉛筆くらいの太さ
・葉の先端が尖っている
・葉の黄化が少ない
多くの種苗店やホームセンターは50束や100束で販売されています。
なるべく良い苗の特徴が多い束を購入することが大切です。
雑草防止


玉ねぎは植付け後は栽培管理はほとんどありません。


植付け後は追肥や水やり程度です。
ただ栽培期間が長いので除草作業が重要になります。
除草作業で有効な方法は3つあります。
・マルチ張り
➡穴あきマルチがオススメです
・もみ殻を撒きます
➡乾燥を防ぐことができます
・植付けの前に太陽熱消毒します
➡雑草の種子を熱で焼きます
追肥


追肥は2回~3回施肥します。


品種により回数が異なります。
品種 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
---|---|---|---|
早生種 | 1月初旬 | 2月中旬 | なし |
晩生種 | 12月 | 2月 | 3月 |
早生と晩生が共通しているのは”4月以降”に追肥をしないことです。
球の肥大期に追肥をすると腐らせてしまうことがあるからです。
・最後の追肥(止め肥)は2月と3月
➡止め肥が遅れると腐敗が進みます
・抽だい(花茎に栄養)を防ぐ12月と2月
➡可食部に栄養が行くために12月と2月に追肥します
【追肥の手順】
1.株周りの土をほぐします
2.1㎡当たり一握りの分量で施肥します
3.ほぐした土を戻して土寄せします
4.水やりをします


追肥は遅くても3月中旬で止めます。
収穫


玉ねぎの収穫は葉を見て決定します。


風も吹いていないのに葉が倒伏していたら合図です。
品種 | 収穫目安時期 |
---|---|
早生種 | 2月~3月初旬 |
中生種 | 4月 |
晩生種 | 5月以降 |
病害虫
玉ねぎは比較的に病気に強いです。
ただ密植えなので1株が感染すると多くの株も被害に遭います。
玉ねぎの主な病害は2つあります。
病名 | 被害 |
---|---|
べと病 | 葉が黄化して枯れることもあります |
軟腐病 | 株全体が軟化し、枯れます |
これらの病気を対策するには早期の発見が重要です。


軟腐病に感染すると悪臭がして食べられません。
・べと病に感染した株を取り除く
➡株全体が黄化して萎れるのが症状です
・追肥を3月中旬までにします
➡追肥が遅れることで”軟腐病”に感染しやすくなります
・雑草を抜きます
➡害虫と病気の予防になる効果があります
・多湿の環境にしません
➡軟腐病に感染しやすくなります
多めに植えると成功しやすい
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回は玉ねぎの育て方と栽培のコツを解説しました。


玉ねぎは束の苗で販売されています。
束の苗がすべて良い苗とは限りません。
そのため多めに苗を購入すると失敗しにくいです。
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